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山形北高語学部の皆さんがパンフを作ってくれました

 県立山形北高等学校(以下、「山形北高校」)は教育資料館と隣接しており、Googleマップで見てみると、教育資料館と山形北高校は、同じ敷地内にあると錯覚するほどです。実は過去に教育資料館の建物は、山形北高校の校舎として使われていた歴史があります。とても縁のある「お隣さん」です。その山形北高校の語学部1・2年生計13名の生徒さんが、教育資料館のパンフレット英語版を作成してくれました。さらに、JR山形駅、北山形駅、山形空港などに設置できるよう足を運んでくれました。語学部の皆さん、大変ありがとうございました。

 パンフレットというものは、来館時間などの基本情報やフロア案内といった客観的な情報だけでは、何か物足りない感じがします。作り手の「思い」「おすすめ」などが盛り込まれていると、生きた情報として読み手にメッセージが伝わり、より発信力のある仕上がりになると思います。
 その点で、このたび作っていただいたパンフレットでは、生徒皆さんならではの視点や興味関心が盛り込まれた「Interesting Facts」というページが注目されます。三か所のポイントが紹介されていますが、そのうち「What is he looking at ?」は、そこに着目しましたか!と、自分にはない視点に感心させられました。「It’s the same now.」と、今も同じであると結んでいます。現役の生徒だからこそのセンスが光りました(ネタバレを避けた説明で、すいません)。そして、全体が手書きの基調であることも、生徒さんたちの気持ちが伝わります。知るだけではなく、楽しむパンフレットになっています。

 当館においても、昨年秋から外国人の入館者が増えています。多くの人々が、この英語版パンフレットを手にし、日本での旅の思い出として、本国に持ち帰ってくれるでしょう。

パンフレットの贈呈式が行われました

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