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博物館講座⑥を開催しました(報告)について掲載しました

 博物館では、館長や当館職員、大学の先生などを講師としてお招きし、それぞれの専門分野について、分かりやすく紹介していただく「博物館講座」を年6回実施しております。

 1月21日(土)は東北大学東北アジア研究センターの野本禎司先生を講師にお招きし、第6回博物館講座を開催しました。
 講座の演題は「出羽国村山郡における旗本知行の特徴 —3000石高力家の領主支配—」です。今の深堀村・大寺村・西高楯村の三か村(現在の山辺町)に3,000石の領地を支配していた、旗本の高力家を題材として、江戸幕府の官僚制度のしくみや役人の出世についてお話しいただきました。高力家の5代長行(ながゆき)という人物は、留守居という旗本としては最高位にあたる役職まで出世したそうです。そんな高力家は幕府に出仕していたため、深堀村には来ていないそうですが、山辺の三か村の名主たちと様々なやり通りをしていたことを、当時の古文書から解説していただきました。
 江戸時代の江戸幕府の政治や、江戸と地方との関わりなどを、当館所蔵の資料も使って丁寧にお話しいただきました。ありがとうございました。

 今年度予定されていた博物館講座はすべて終了しました。今後も、各分野の専門家をお招きし、その調査・研究の成果をわかりやすく紹介していただくことで、生涯学習の機会としていただけるよう努力していきたいと思います。詳しくは4月以降に、当館ホームページ上でお知らせしますので、皆様ぜひご参加ください。

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