10月1日よりプライム企画展「女神たちの饗宴 ―「縄文の女神」国宝指定10周年―」を開催します。準備は順調に進んでいます。
プライム企画展の展示は、全部で4部構成となっています。第1部は、「女神たちの饗宴」です。平成7(1995)年、長野県の「縄文のビーナス」が国宝に指定されてから、これまで5点の土偶が国宝に指定されています。国宝土偶(複製)5点を一堂に会し、土偶の持つ魅力や造形の美しさを感じていただければと思います。
第2部は、「女神の降臨 ―舟形町西ノ前遺跡―」です。縄文の女神は、平成4(1992)年に行われた西ノ前遺跡の発掘調査において、4500年のときを経て姿を現しました。出土した様子や出土品を紹介し、どのような生活をしていたかについても見ていきます。
第3部は、「縄文人の祈り ―集落と土偶―」です。山形県内の主な集落遺跡とそこから出土した土偶などを紹介しながら、豊かな自然の恵みを受けながら定住生活を営んだ縄文人の生活や精神などを見ていきます。
第4部は、「山形の宝 ―みらいにつなぐ―」です。自然を敬いともに暮らすという想いや考え方は、現代まで受け継がれています。山形県内の国宝や文化的景観を紹介しながら、先人が作り上げた郷土の歴史や文化をつないで欲しいという願いを感じていただければと思います。
まもなく公式ツイッターにおいて、連日見どころを紹介していきます。ご注目ください。