今週に入って山形市も気温がぐんぐん上がり、春の陽気に誘われてか、当館がある霞城公園でも、散策やジョギングする姿がたくさん増えてきました。心地よい季節となり、本日、山形県立博物館に新任となった職員は、梅の花に迎えられての着任となりました。
今年度最初の「博物館ブログ 館長室より」は、当館の三大企画展示会である「特別展」「プライム企画展」「やまはくセレクション展」から、令和4年度の新企画を少しご紹介します。
特別展については、6月4日から8月28日までの予定で、「発掘30周年 マムロガワクジラ、新生代の海を泳ぐ ~やまがた北部の古生物~」を開催します。当館が発掘してから30周年を迎えたマムロガワクジラの全標本を公開します。また、同時に発掘したサメ類や貝類などの化石や新庄盆地の多様な化石を展示して、クジラが生息していたときの古環境を考察していきます。また東北地方の主要な化石を比較展示して、古生物学への理解を深めます。
そしてプライム企画展は、土偶「縄文の女神」が国宝に指定されてから10周年となり、国宝に指定されている他県の土偶4体にも注目しながら、縄文人の生活などに迫る展示会を企画しているところです。期間は、10月1日~12月11日の予定です。
これら展示会についての新しい情報は、準備の進捗に応じて、本ホームページや公式ツイッターなどで随時お知らせしていきます。
現在は「第4回やまはくセレクション展」を開催しています。5月15日までの展示会です。陽気に包まれた季節を楽しみながら、ぜひ当館へお越しください。