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資料分類 しりょうぶんるい
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動物化石資料 どうぶつかせきしりょう
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市町村 しちょうそん
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村山市 むらやまし
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地域名 ちいきめい
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三沢川上流 みさわかわじょうりゅう
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地質時代 ちしつじだい
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新第三紀 しんだいさんき
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地質時代サブ項目 ちしつじだいさぶこうもく
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中期中新世 ちゅうきちゅうしんせい
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● 説明 ●
これは、大型のヒトデの化石。1917年(大正6年)ころに、村山市の櫤山(たもやま)の山の中で発見された化石だ。この化石は、山形県の天然記念物に指定されているよ。この石の大きさは44センチメートル、31センチメートル、厚さ12センチメートルでうでからうでのさきまでは37センチメートルもあるんだ。はば広いうでが星形になっていることと、うでにあるとげのあとがはっきりと見られるのが特ちょう的だね。 なぜ、海にすむヒトデの化石がこんな山の中からでてくるのかな? じつは、大昔(約1300万年前)このあたりは、大きな海だったんだ。えー本当!こんな山の中が昔は海だったの?信じられないなぁー。さあ、博物館を探検して、化石や岩石などを手がかりにしながら、「山形がどのようにしてできたのか」そのしょうこをさぐってみようよ。
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資料分類 しりょうぶんるい
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鉱物資料 こうぶつしりょう
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市町村 しちょうそん
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小国町 おぐにまち
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地域名 ちいきめい
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十四ヶ森
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地質時代 ちしつじだい
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新第三紀 しんだいさんき
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地質時代サブ項目 ちしつじだいさぶこうもく
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中新世 ちゅうしんせい
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● 説明 ●
この石の形何かに似ているね?そう、ソロバン玉そっくりの形の石だね。形がソロバンの玉に似ているので、ソロバン玉石とよばれているよ。ソロバン玉石の産地は小国町の十四ヶ森(じゅうしがもり)地域で、山形県の天然記念物に指定されているよ。十四ヶ森付近は、「ソロバン玉石」の産地として知られていたんだ。昔は菊面石(キクのような形をした石)ともよばれていたようだよ。 この小さなボール状のものは「球顆(きゅうか)」と呼ばれ、約1500万年前の海底火山の活動によって、流紋岩(りゅうもんがん)質マグマがふきだしてできたものだ。ソロバン玉石は、その球顆の中にあるすきまにできたものだよ。大きさは、直径が0.5~10.0センチメートルくらいのものが多いんだけど、最大11センチメートルのものも知られているんだ。そろばん玉石の表面は、淡い白色のものが多いけど、たまに赤褐色(せきかっしょく)をおびるものもあるんだ。このソロバン玉石は、珪酸(けいさん)をたくさん(94パーセント以上)ふくんでいて、石英(せきえい)などの仲間の玉髄(ぎょくずい)とおなじ鉱物であることがわかっているよ。
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資料分類 しりょうぶんるい
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動物化石資料 どうぶつかせきしりょう
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市町村 しちょうそん
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大江町 おおえまち
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地域名 ちいきめい
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大字三郷字用
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地質時代 ちしつじだい
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新第三紀 しんだいさんき
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地質時代サブ項目 ちしつじだいさぶこうもく
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後期中新世 こうきちゅうしんせい
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● 説明 ●
1978年(昭和53年8月)の夏は、つゆ明けが早く、雨がすごく少ない年だった。夏休み中に、二人の小学生が大江町字用の最上川の川底の地層(ちそう)から大きな化石らしいものを発見したよ。発掘した時は、クジラの化石と考えられていたけど、岩石から化石を掘り出すクリーニング作業中に、黒いエナメル質のすり減った臼歯(きゅうし)が見つかり、クジラではないことがわかったんだ。1982年(昭和57年)、海牛(かいぎゅう)類の研究者であるハワード大学(アメリカ)のドムニング博士の鑑定(かんてい)によって、世界的に貴重(きちょう)な新種(しんしゅ)の大海牛(だいかいぎゅう)の化石であることがわかって、「ヤマガタダイカイギュウ」(和名)と命名したんだ。海牛類の進化過程(しんかかてい)のとちゅうにある形質(けいしつ)を示す世界的にも貴重な標本(ひょうほん)だ。ヤマガタダイカイギュウは、山形県の天然記念物に指定されているよ。発見場所は約 9 00万年前の砂岩(さがん)の地層(ちそう)で、大海牛(たいかいぎゅう)のほかにクジラや巨大なサメの歯などの化石が見つかっているよ。 博物館では、昭和60年に化石が埋(う)まっていたようすを表した産状模型(さんじょうもけい)と体長3.8メートルの骨格模型(こっかくもけい)をつくって展示(てんじ)したんだ。大江町の中央公民館には、生きていた当時のヤマガタダイカイギュウを想像した復元模型(ふくげんもけい)が展示(てんじ)されているよ。
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マッコウクジラ科の化石(かせき)[右肩甲骨(みぎけんこうこつ)]
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資料分類 しりょうぶんるい
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動物化石資料 どうぶつかせきしりょう
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市町村 しちょうそん
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真室川町 まむろがわまち
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地域名 ちいきめい
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大沢 割山
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地質時代 ちしつじだい
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新第三紀 しんだいさんき
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地質時代サブ項目 ちしつじだいさぶこうもく
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前期鮮新世 ぜんきせんしんせい
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● 説明 ●
1993年から1994年(平成5年から6年)にかけて2回の発掘調査(はっくつちょうさ)によって、大型のクジラ化石の発掘調査(はっくつちょうさ)が行われたんだ。化石が見つかったのは、真室川町大沢地区の「割山(わりやま)」とよばれる大きながけだ。発見場所は、おもに砂岩(さがん)(砂がかたまってできた岩石)からでできていて、広く海におおわれていた山形がしだいに陸地(りくち)になっていった頃(約500万年前)の地層(ちそう)だ。その後の研究で、発掘されたクジラの化石は約100個にものぼり、少なくとも9頭のクジラが埋まっていたことがわかったよ。クジラの種類は大型のクジラが大部分で、ナガスクジラ科(ナガスクジラ属、ザトウクジラ属)、セミクジラ科(ホッキョククジラ属)、マッコウクジラ科などであることがわかったんだ。そのなかでも、ナガスクジラの仲間が多く、最大のものは体長18メートルと考えられる化石も含(ふく)まれていたんだよ。ここからは、ほかにサメの歯やアシカの仲間や貝の化石もでてきたんだ。 その頃、新庄盆地周辺は、庄内から続く入り江のような海になっていたんだね。そして、そこは、クジラ、サメ、アシカ、ウニ、貝などのさまざまな海の生物が生活するとても豊(ゆた)かな海だったことが、発見された化石からわかってきたんだよ。
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資料分類 しりょうぶんるい
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動物化石資料 どうぶつかせきしりょう
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市町村 しちょうそん
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村山市 むらやまし
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地域名 ちいきめい
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碁点 ごてん
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地質時代 ちしつじだい
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第四紀 しんだいよんき
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地質時代サブ項目 ちしつじだいさぶこうもく
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更新世 こうしんせい
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● 説明 ●
この化石は、村山市碁点(ごてん)橋付近(ふきん)の最上川の川底から発見されたものだ。なんの化石かわかるかな?ヒントは大きな動物の歯だよ。この化石は、ナウマンゾウの左上顎(じょうがく)第3大臼歯(きゅうし)の化石だ。すりあわせ面には凹凸(おうとつ)があって、繊維(せんい)の多い草や葉をすりつぶすのに適(てき)しているよ。ナウマンゾウは、東アジアの温帯地域(おんたいちいき)に住んでいたゾウで、日本の地質(ちしつ)や化石を研究したエドモンド・ナウマン[明治時代のはじめころ、外国人教師(きょうし)として来日したドイツ人]にちなんで命名されたんだよ。体高(たいこう)は骨格(こっかく)から約3mほどあったのではないかと考えられているよ。 日本へは海がこおって大陸と陸続きになった氷期(ひょうき)に渡ってきたと考えられているよ。日本には、約50万年前から2万年前頃まで住んでいたようなんだ。 この化石は、最上川の川底の砂利(じゃり)の中にうまっていたんだ。このことは、ナウマンゾウが死んだ後、川の底にうまって化石となり、その後に、川の流水のはたらきによって掘り出され運ばれたと考えられそうだね。化石の保存状態(ほぞんじょうたい)が良いので、あまり遠くない上流(じょうりゅう)から運ばれたのかもしれないね。 ナウマンゾウなどの動物は、私たち人間とは異(こと)なる歯の生えかわり方をするんだよ。前の臼歯(きゅうし)がすりへって小さくなって歯全体が浮(う)きあがっていくんだ。そして、その間に後の歯が少しずつ前の歯を押し出して新しい歯が生えてくるんだよ。
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